がくうそうでんせん

架空送電線の話

The Overhead Power Transmission Line
タワーラインソリューション
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スウェーデンの送電線 Sweden

I traveled in Sweden in 2003. The trip place in Sweden was only Stockholm and the neighboring.
Therefore, I was able to take only some photographs of the power transmission line.
I was not able to take a large-scale power transmission line of the Extra-high voltage.
However, I was able to take much steel pole power transmission lines of the form that we cannot look at in Japan.

スウェーデンは、2003年7月に、北欧四カ国ツアーに参加した際に訪れた。
滞在したのはわずか2日間で、ストックホルムとその郊外の町だけで、国全体から見れば、針の先ほどの地域しか見られなかったが、それでも、スウェーデンの送電線をいろいろ見ることができた。

スウェーデンの基幹系統は400KV、220KVで構成され、そのほとんどがノルディック諸国と連係している。また、地方系統は220KV,130~70KVを使用している。
スウェーデンの水力発電所は、北部に偏在しており、南北に長い国土地形から、長距離の送電系統が必要となり、世界初の380KV長距離(約1,000Km)送電線が1952年に建設されている。
(本送電線は現在は400kV系統で運用されている。)
この送電線は世界初の複導体送電線であり、ここをクリックするとその解説ページ「世界初の複導体送電線誕生の物語」を見ることができる。

スウェーデンは日本の1.2倍の面積を有し、人口900万人で、人口密度は低く、送電線の建設は土地使用の制限をほとんど受けず、比較的自由にルート選定が出来る国柄と思われる。
したがって、広い面積を要する支線付きの鉄柱を用いると共に、広い線下面積を必要とする水平配列送電線が多く見られた。
もちろん、冬季の厳しい耐氷雪設計の観点からも、水平配列送電線を選定するのはは当然であろう。

スウェーデンは、鉄柱を巧みに使いこなして経済的な設備を建設しているようで、私の見た限りスウェーデンは鉄柱・送電線の国であった


最後までご覧いただき感謝します。

ストックホルム市庁舎を見学したが、ノーベル賞授賞式後の公式晩餐会・青の間、舞踏会用広間、黄金の広間(メーラレン湖の女王画・1800万個の金箔モザイク)など豪華で見事な造りに感心した。

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