がくうそうでんせん

架空送電線の話

The Overhead Power Transmission Line
タワーラインソリューション
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カナダの送電線 Canada

I traveled between Montreal from Niagara in the autumn of 2008.
On this page, I displayed photographs of power transmission lines of Canada which I took during a trip.
On this page, photographs of power transmission lines of the most high voltage (735kV) in Canada are displayed.

カナダには、既に1997年夏、西部カナディアンロッキーを旅行しているが、2度目の今回は、2007年9月末に東部を旅行した。
今回の旅行地は、オンタリオ州・ナイヤガラ、トロント、オタワ、およびケベック州・モントリオールで、カナダの広大な国土(我が国の27倍もある)から見たら、針の先ほどの狭い地域であるが、紅葉見物ツアー旅行に参加して訪問した。

以下に掲載するのは、今回の東部旅行の時のものである。

カナダでは、今回旅行したケベック州およびオンタリオ州が、他州に比べて発電および電力消費ともに多く、電力に関して二大州と言われ、電力消費については2州だけで全国の6割を超え、この2つの州の州営電気事業者は、20世紀半ば頃までには世界でも最大級の事業者として知られるようになった。
なお、1990年代以降、電気事業に電力自由化の波が押し寄せ、オンタリオ州では2002年、カナダで第二番目に電力小売り自由化がスタートし、これに伴い、旧オンタリオ・ハイドロを発電部門と送配電部門(Hydro One)の二つの会社に分割し事業運営している。
また、ケベック州では、自由化はされていないが、州営電気事業者のハイドロ・ケベックでは、発電、送電、配電の三つの事業部制を採用し事業運営している。

オンタリオ州では、火力(石炭)、水力、原子力とバランスのとれた電源構成になっているが、ケベック州では、水力資源が豊富で、発電量の95%以上が水力発電である。
その水力発電地点は、需要地のケベックおよびモントリオールから、500km~1,000km以上離れた遠隔地にあり、その大規模水力発電所で発電された電力を遠い需要地まで送電するには、可能な限り高電圧の送電線が必要となり、そのため世界初の735KVの超高圧送電線が1965年に建設されている。

現在、カナダで最高電圧の735KVの送電線を有する州は、ケベック州と、そのケベック州に大容量水力発電の電力を長距離送電しているニューファンドランド州の2州のみである。
今回の旅行では、この735KV送電線の終点にあたる電力需要地のモントリオールで、歴史に残る世界的に有名な735KV送電設備を見ることが出来た。
ケベック州・ハイドロ・ケベック電力会社の送電電圧は、735KV,315KV,230KV,161KV.120KV,69KV及びそれ以下の電圧であり、直流の+/-450KVも建設運用している。
また、オンタリオ州・ハイドロ・ワン電力会社の送電電圧は、500KV,230KV,115KV及びそれ以下の電圧である。

なお、カナダは広大な面積を有するが、緯度か高いため気温が低く、厳しい気候環境であり、人口の殆どはカナダ南部のアメリカ国境から100哩(160km)に偏在しており、従って遠隔水力電源送電線以外の多くの送電線はその部分に集中的に建設されている。
そのため、国土の広い割には、500KV以下の送電線では、広い用地面積を必要とする耐氷雪設計に有利な水平配列鉄塔は殆ど見られず、2回線垂直配列の標準型鉄塔が多く見られた。


The lakeside colored leaves of Quebec Laurentians Heights

最後までご覧いただき、感謝します。

秋真っ盛りのカナダ東部、ケベック州・ロレンシャン高原の紅葉は見事であった。

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