TEPCO 関電工グループ

工法

作業負担の低減とさらなる高品質を実現

送電線工事の元請会社として、さらなる効率的を目指し、高品質であると同時に、
現場作業の負担を低減し、安全性を向上する工法を追求します。

ケーブルジャンパ工法(CJ工法)

通電状態で近くに作業安全スペースを確保でき、鉄塔建替等が可能 ケーブルジャンパ工法(以下CJ工法)は、鉄塔近傍の送電線を絶縁被覆されたケーブルでジャンパ化することにより、通電状態においても鉄塔建替などの作業を安全に施工することを可能にした仮工事工法です。
一般的な適用方法として、鉄塔腕金のがいし装置を鋼より線などの支持線により鉄塔両側から10m~15m程度送り出し、当該鉄塔を挟む両径間の電気的接続をCJケーブルにより接続することで鉄塔近傍を無電圧化します。ケーブルヘッドは送電線のがいし装置(長幹がいし)に吊架し、ケーブルはハンガにより支持線に吊架します。

ケーブルジャンパ工法(CJ工法)
ケーブルジャンパ工法(CJ工法)

ご案内
CJ工法の適用を予定されているお客様は、下記の問い合わせ票を印刷いただき、必要事項をご記入の上、FAX等にてご連絡下さい。

CJ経常共同企業体本部
〒171-0033 
東京都豊島区高田2-17-22目白中野ビル5F
株式会社タワーライン・ソリューション
事務局長 大杉浩
TEL 03-6371-8931 
FAX 03-6371-8968
Mail oosugi-h01@k-tls.co.jp

スライド移線工法

重要横過箇所や低地上高箇所での電線移線に最適 電線を既設鉄塔から新設鉄塔に移線する際、既設鉄塔と新設鉄塔間に母線ワイヤ(スライドワイヤ)を架設することで、電線の張力・弛度の制御を行い、急激な電線の垂下を防ぎ、線下障害物との離隔を確保する工法です。

スライド移線工法

一括緊線解体によるがいし装置取替工法

超高圧送電線のがいし取替が効率的に可能 超高圧送電線のがいし連取替を短い送電停止期間で実施するために、4条の電線をまとめるスペーサを撤去せず、がいし連の交換を可能としました。

一括緊線解体によるがいし装置取替工法

送電用がいし装置の支持ボルト等の取替工法

UHV送電設備における超大型懸垂がいし装置の
コッターボルト取替工法および治具
100万ボルトUHV送電設備における超大型懸垂がいし装置と鉄塔腕金を接続する取り付けボルトの緩み改修を目的として、がいし装置と電線荷重を緩め、効果的にがいし装置全体を吊り上げる工法です。

送電用がいし装置の支持ボルト等の取替工法

低電圧低温アーク溶射工法

錆が発生し劣化した鉄塔部材を亜鉛・
アルミニウム擬合金被膜で改修
錆が発生して劣化した鉄塔部材に研削材を吹き付け、錆を除去すると同時に表面に粗さを付け、鉄地表面に、アーク溶射機で溶解させた亜鉛とアルミニウムの微粒子を高速で吹きつけます。擬合金皮膜を密着形成させることにより鉄地を保護し、鉄塔の劣化を防止します。

低電圧低温アーク溶射工法

太径1520㎟既設電線の移線工法

現場計測・塔上プレ圧縮工法 これまで改修時に電線撤去・架線作業が必要だった太径1520㎟電線の架線工事を、既設電線の線形を計測、電線切断位置や新たにつなぎ込む割電線長を算出することにより、電線を撤去することなく、電線移線を可能としました。

太径1520㎟既設電線の移線工法

鉄塔鋼管内部へのモルタル充填工法

鉄塔腹材鋼管内の腐食抑制対策として有効 鋼管内部の腐食抑制対策として鋼管内にモルタルを充填し、雨水と酸素の侵入を遮断して新たな腐食を防止するとともに錆の進行を抑制します。

鉄塔鋼管内部へのモルタル充填工法

内面塗装工法

鋼管鉄塔主柱材の腐食抑制対策 腐食箇所に対してブラスト処理後、塗装を実施する内面塗装工法です。ブラスト処理することで腐食箇所を取り除け、鋼管内面を塗装することで新たな腐食を抑制することができます。

内面塗装工法

発泡ウレタン充填工法

鋼管内部にウレタン材を充填し腐食を抑制 特殊混合充填機を用いた発泡ウレタン材の充填による腐食対策工法です。発泡ウレタンは非常に軽量で、鉄塔への重量加算による強度不足などの影響を与えない為、超高圧大型鉄塔では送電を停止せずに施工が可能です。

発泡ウレタン充填工法

無人航空機の活用

ヘリコプターに代わる送電線の工事・保守へのドローン適用 これまで送電線の工事・保守で使用してきたヘリコプターに代わり、無人航空機(ドローン)を採用しました。実設備による実証試験を行って施工品質を検証し、送 電線の工事・保守へ活用しています。

無人航空機の活用

長距離WIFI無線通信システム

音声・画像などのデータを無線で確実に伝達 送電線の架線工事ではドラム場~エンジン場まで数キロ離れています。今までの工事ではその間を有線で接続していましたが、害獣にかじられたり、何らかの原因で不通になることが多々ありました。そこで鉄塔上にWIFIアンテナを設置することにより無線で接続でき、音声や画像、その他各種データを送受信することができるシステムを開発しました。

長距離WIFI無線通信システム